【1/28経産省の発表速報】事業再構築補助金の受付け開始時期・採択件数・対象経費について

令和2年度第3次補正予算の目玉とされる事業再構築補助金について、1月28日に行われた参議院予算委員会において梶山弘志経済産業大臣が、受付け開始時期について言及をしました。

また、同日、経済産業省から「中小企業等事業再構築促進事業に係る事務局募集要領」が発表され、その中で、採択件数についての記載がありました。

この記事では、経産省大臣の発言や、経産省の発表について、具体的に紹介します。

事業再構築補助金の受付開始は3月からを目指す(参議院予算会議での経済産業大臣の発言)

三浦のぶひろ議員から質問

ウィズコロナへの対応として、事業の再構築や規模拡大を支援する中小企業等事業再構築促進事業を1.1兆円規模で3次補正予算に計上しております。
早急に現場の支援に結びつけていかなければなりません。
予算成立前提の申請スケジュール、内容、周知開始時期等、情報を皆さまが求めております。
現状はどのようになっておりますでしょうか?
加えてものづくり補助金等の、中小企業生産性革命推進事業は、ニーズが極めて高く、コロナ渦でも数多く活用されております
これらの補助金と今回の創設する事業の補助金との関係性はどう整理されるのでしょうか
その上で並列して申請可能にしていただきたく思います

梶山経済産業大臣の答弁

事業再構築補助金につきましては補正予算の成立後3月に申請受付開始することを目指しております。
現在、詳細設計を行っているところであります。
どのような事業が補助金の対象となるのか、分かりやすくお示しするための指針や想定事例につきましても、募集開始前に公表するように準備をしているところであります。
ホームページ・SNS等も活用して広報してまいりたいと考えております。
また、ものづくり補助金は設備投資を通じた生産性向上に取り組む事業者に対する支援であるのに対しまして、事業再構築補助金は、ウィズコロナ時代の新分野展開や業態転換に取り組む事業者に対して最大1億円の支援を行うものでありまして、要件も少し違ってくる可能性があります。
一つの事業に対しまして複数の補助金を受けることはできませんけれども、内容が異なる別の事業であれば同じ事業者が、複数の補助金を受けることもできるものであります。
ですから同じ建屋の中でもラインが違うものであれば、同じ事業者のもとでも申請ができるということでもあります。
この条件を満たす場合にはご指摘の補助金の併用も可能ということであります。
これらの補助金を活用して意欲ある中小企業をしっかりと支援をしてまいりたいと考えております。

大臣発言のポイント

  • 事業再構築補助金は3月から申請受付開始。ただし、応募の締め切り時期に関する言及はなし
  • 募集開始前に、指針や想定事例が公表される予定
  • 内容が異なる事業であれば、同一の事業者が事業再構築補助金とものづくり補助金を並行して申請可能

採択件数と対象経費の追加発表(事業再構築促進事業に係る事務局募集要領)

事業再構築補助金の採択件数は55,000件程度

経済産業大臣の発言と同日の1月28日に、事業再構築補助金を実施する事務局の募集要項が公表されました。

その中で、間接補助事業の採択件数、つまり、事業再構築補助金を受ける中小企業の数としては、 55,000件程度ということが記載されています。

事業再構築補助金の予算規模は約1.1兆円なので、経済産業省は1社あたり平均2,000万円程度の補助金を想定していることになります。

また採択件数について、他の補助金等の件数と比較すると

  • 事業再構築補助金の想定採択件数:55,000件
  • ものづくり補助金の採択件数:7,333件(2021年1月29日時点。2020年1次~3次募集の合計)
  • 小規模事業者持続化補助金の採択件数:64,826件(2021年1月29日時点。一般型・コロナ型1回~3回締切の合計)
  • 持続化給付金の給付件数:412万件(2021年1月25日時点)

ですので、補助金額が最大1,000万円の「ものづくり補助金」の数年分の採択件数と同程度を見込んでいることになります。

補助金額が最大50~100万円の小規模事業者持続化補助金と比較すると件数は少なくなりますが、1社あたりの補助金額が20倍以上ですので、それを考慮するとかなりの採択件数を想定していることが分かります。

対象経費の追加について発表

また、事務局募集要項で、対象経費についても記載がありました。

建物撤去費、設備撤去費、リース料、クラウドサービス利用料等、これまで発表されていた経費から追加がありました。

  • 建物撤去費
  • 設備等撤去費
  • 建物改修・リフォーム費
  • 建物費
  • 機器・設備費
  • システム購入費
  • リース費
  • 外注費
  • 原材料費
  • 研修費
  • 専門家経費
  • 技術導入費
  • 知的財産権等関連経費
  • 運搬費
  • クラウドサービス利用費
  • 広告宣伝費・販売促進費

事務局募集の締切は2月4日

事務局募集の締切は2月4日となっています。

募集開始から1週間で締切ということなので、3月の申請受付開始に向けてスピードを非常に重視していることがわかります。

募集が締め切られ次第速やかに事務局が決まり、事務局が決まり次第、公募要領や申請様式等が発表になっていくと考えられます。

事業再構築補助金の申請にむけて準備すべきこと

GビズIDの取得

事業再構築補助金は、電子申請システム(jGrants)から申請することになります。

申請にはgBizIDが必要になりますので、未取得の場合には取得を進めましょう

gBizIDの取得には2~3週間程度かかる可能性があるため、気をつけましょう。

最新情報のウォッチ

事業再構築補助金については、日々新たな情報が発表されています。

スケジュールや採択に関わる重要な情報もあるので、常に新しい情報をウォッチしておきましょう。

仮の事業計画の策定

事業再構築指針の発表前ですが、申請受付開始から締切までの時間が短い可能性があります。

仮の内容でいいので、現時点からどのような事業を行うかの計画を作っておきましょう。

事業再構築補助金の対象は、新分野となるため、既存事業とは違う領域・取り組みへのチャレンジが求められます。

実施したい事業について、委託する事業者を探したり、実際に見積もりを取得したりしながら事業計画を明確にしていきましょう。

申請にあたっての支援機関を探す

事業再構築補助金は、申請書のみで審査が行われると考えられるため、審査のポイントを抑えた申請書を作成する必要があります。
補助金の申請に不慣れな場合、実績のある支援機関の力を借りながら作成したほうが、採択率が上がると考えられます。
また経済産業省のPR資料において、補助対象要件として、経産省が⽰す「事業再構築指針」に沿った事業計画を認定⽀援機関等と策定した中⼩企業等という文言があるため、実質的に認定支援機関と事業計画を作成する必要があります。
経営者コネクト
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ご関心のある方は下記サイトもご覧ください。