顧客・売上増加のために必須となる「販路開拓」の経費を補助してくれる「小規模事業者持続化補助金」。
2022年3月29日に申請受付が開始された「第8回受付締切分」からは、さまざまな点が変更されました。
そこでこの記事では、2022年最新版として「第8回受付締切分」以降の内容を中心に、「小規模事業者持続化補助金〈一般型〉」の制度概要や採択率、申請方法などを徹底解説していきます。
「補助金を活用して、新たな販路を開拓したい」という経営者の方は、ぜひご覧ください。
【2022年最新版】小規模事業者持続化補助金〈一般型〉の基本情報
まずは、2022年最新版となる小規模事業者持続化補助金<一般型>の基本情報をご紹介します。
小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が行う「販路開拓」や「生産性向上」の取り組みに必要となる経費を支援する補助金制度で、「持続化補助金」とも呼ばれます。
小規模事業者持続化補助金の正式な事業名は「小規模事業者持続的発展支援事業」です。
(参考)
・小規模事業者持続化補助金 <一般型> ガイドブック
・チラシ「持続化補助金」
補助金の事務局が2つあることも特徴で、「『申請者が事業を営む地域』を管轄するのが商工会議所か、商工会か」によって、申請すべき事務局が変わります。
・商工会議所地区:令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金(一般型)
・全国商工会連合会:令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>
提出する申請書なども異なりますので、まずはご自身の事業所が「商工会議所・商工会のどちらの管轄になるのか」をご確認ください。
商工会議所と商工会の違いや役割は、記事「 商工会議所と商工会の違いとは?共通する目的・役割、それぞれの特徴、支援制度まで解説 」でご紹介しています。
主幹は中小企業庁(経済産業省)
持続化補助金の主幹省庁は、中小企業庁(経済産業省)です。
それぞれの公式サイトにて、制度の情報が確認できます。
・中小企業庁ウェブサイト:経営サポート「小規模企業支援」
・経済産業省ウェブサイト
持続化補助金は中小企業生産性革命推進事業の一つ
持続化補助金は中小企業生産性革命推進事業の一つで、ほかに次の補助金制度が含まれます。
- ものづくり補助金
- IT導入補助金
- 事業承継・引継ぎ補助金 (令和3年度補正予算から追加に)
(参考)
・中小機構:中小企業生産性革命推進事業
なお、当サイト「経営者コネクト」では、中小企業診断士によるものづくり補助金の申請サポートを行っています。
2020年のご支援先の採択率は現状100%!
ご相談や採択可能性の診断は無料で行いますので、ご希望の方は、フォームからお申し込みをお願いいたします。
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉の採択率は59.9%
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉の採択率は下表のとおりで、第6回締切分までの採択率は59.9%です。
実施回 | 申請者数 | 採択者数 | 採択率 |
---|---|---|---|
第1回締切分 | 8,044件 | 7,308件 | 90.9% |
第2回締切分 | 19,154件 | 12,478件 | 65.1% |
第3回締切分 | 13,642件 | 7,040件 | 51.6% |
第4回締切分 | 16,126件 | 7,128件 | 44.2% |
第5回締切分 | 12,738件 | 6,869件 | 53.9% |
第6回締切分 | 9,914件 | 6,846件 | 69.1% |
合計 | 79,618件 | 47,669件 | 59.9% |
・日本商工会議所〈一般型〉ポータルサイト:採択者一覧
・全国商工会連合会〈一般型〉ポータルサイト:採択者一覧第1・2・3・4・5・6回
第1回締切分の採択率は90.9%と大変高かったものの、その後は低下しました。
なお上表は〈一般型〉のみの集計で、2020年12月10日まで全5回の公募が行われた〈コロナ特別対応型〉の件数は含まれていません。
2022年の小規模事業者持続化補助金〈一般型〉のスケジュール
2022年の小規模事業者持続化補助金〈一般型〉のスケジュールは、次のとおりです。
- 第7回受付締切:2022年2月4日
- 第8回受付締切:2022 年6月3日
- 第9回受付締切:2022年9月中旬
- 第10回受付締切:2022年12月上旬
- 第11回受付締切:2023年2月下旬
「第8回受付締切分」からの「令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金〈一般型〉」としては、第11回までの全4回の実施が予定されています。
なお持続化補助金は、事業再構築補助金のように公募回ごとに「申請開始日・締切日」があるわけではありません。
以下の日程で公募開始後は、通年で申請を受け付けており、約4ヶ月ごとに締切が設けられています。
- 公募開始 :2020年3月10日(火)<公募要領公表>
- 申請受付開始 :2020年3月13日(金)
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉第8回受付締切分からの変更点
2022年3月29日に申請受付が開始された「第8回受付締切分」からは、さまざまな点が変更されました。
ここでは、「第8回受付締切分」からの変更点をご紹介します。
〈変更点①〉補助金の名称
まずは、補助金の正式な名称が以下のように変わります
- 第1回~第7回受付締切分:令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>
- 第8回受付締切分以降:令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>
また、それぞれの公式ウェブサイトも下記へと変更となりました。
旧サイトで情報を確認しないよう、ご注意ください。
・商工会議所地区:令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金(一般型)(旧サイト)
・全国商工会連合会:令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>
〈変更点②〉応募書類
「第8回受付締切分」からは、応募書類も変更となりました。
応募書類についてくわしくは後述しています。
「第1回~第7回受付締切分」までの応募書類では申請できませんので、新規書類での作成してください。
〈変更点③〉「特別枠」を新設
「第8回受付締切分」からは「特別枠」として、次の申請類型が新設されました。
- 賃金引上げ枠:販路開拓の取り組みに加え、事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+30円以上である小規模事業者を支援する
- 卒業枠:販路開拓の取り組みに加え、雇用を増やし小規模事業者の従業員数を超えて事業規模を拡大する小規模事業者を支援する
- 後継者支援枠:販路開拓の取り組みに加え、アトツギ甲子園においてファイナリストに選ばれた小規模事業者を支援する
- 創業枠:産業競争力強化法に基づく「特定創業支援等事業の支援」を受け、販路開拓に取り組む創業した小規模事業者を支援する
- インボイス枠:免税事業者であった事業者が、新たにインボイス発行事業者として登録し、販路開拓に取り組む小規模事業者を支援する
「特別枠」についてくわしくは、記事「【2022年最新版】小規模事業者持続化補助金〈一般型〉の「特別枠」を徹底解説!」もご覧ください。
なお「第7回受付締切分」までの〈一般型〉の制度は、「通常枠」として引き継がれています(応募書類などの変更あり)。
〈変更点④〉加点項目が追加に
必須ではないものの、提出すれば審査で加点されるため「採択」に近づくことができる「加点項目」。
「第8回受付締切分」からは、次の「加点項目」が追加されました。
- パワーアップ型加点
- 赤字賃上げ加点
- 東日本大震災加点
- 経営力向上計画加点
- 電子申請加点
- 事業承継加点
- 過疎地域加点
〈変更点⑤〉「低感染リスク型ビジネス枠」が廃止に
持続化補助金には〈一般型〉のほかに〈低感染リスク型ビジネス枠〉がありましたが、2022年3月9日の申請締切をもって終了しました。
これで、「第8回受付締切分」からの「令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金」は、〈一般型〉のみとなっています。
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉申請時の注意点
次に、小規模事業者持続化補助金〈一般型〉申請時の注意点をご紹介します。
最新の公募要領などを確認して申請する
〈一般型〉申請時の注意点の1つめは、「最新の公募要領などを確認して申請する」です。
前述のとおり、「第8回受付締切分」からは「令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金〈一般型〉」となり、公募要領なども大きく変更されました。
また、記事作成時点での公募要領の最新版は「第1版」ですが、公募要領はどんどん改訂されます。
「第7回受付締切分」までの公募要領は、最終的には「第13版」となりました。
最新の情報を確認せず、申請ルールの変更に気づかなければ、最悪の場合は申請要件を満たさない可能性も。
申請時には必ず公式サイトで最新の公募要領・情報を確認し、そのうえで応募しましょう。
不正受給は絶対に行わない
申請時の注意点の2つめは、「不正受給は絶対に行わない」です。
持続化補助金は、記事「 「補助金適正化法」のポイントを解説!「財産処分の制限」や違反時の罰則も紹介します 」でご紹介している「補助金適正化法」に基づき実施されます。
補助金の不正受給を行うと、交付決定の取消や不正内容の公表のほか、懲役・罰金に処せられることもあるため、絶対に行わないでください。
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉に申請できる企業とは?
ここからは、小規模事業者持続化補助金〈一般型〉の公募要領をもとに、申請要件などをご紹介していきます。
まずは補助対象となる事業者や事業・経費です。
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉はフリーランス・個人事業主も対象
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉は、フリーランス・個人事業主も申請の対象となります。
具体的な補助対象者は、次の①~④をすべて満たし、日本国内に所在する事業者です。
- 小規模事業者である
- 資本金又は出資金が5億円以上の法人に直接又は間接に100%の株式を保有されていない(法人のみ)
- 確定している(申告済みの)直近過去3年分の「各年」または「各事業年度」の課税所得の年平均額が15億円を超えていない
- 下記2つの事業で、本補助金の受付締切日の前10か月以内に、先行する受付締切回で採択を受け、補助事業を実施した者でない
①令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>
②令和2年度第3次補正予算 小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>
なお「小規模事業者」とは、下表の事業者のことをいいます。
業種 | 人数 |
商業・サービス業(宿泊・娯楽業除く) | 常時使用する従業員の数が5人以下 |
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 | 常時使用する従業員の数が20人以下 |
製造業その他 | 常時使用する従業員の数が20人以下 |
商工会・商工会議所の非会員でも応募可能だが「確認」は必須
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉は、商工会・商工会議所の非会員でも応募可能です。
ただし申請には、「地域の商工会・商工会議所の確認」が必須となります。
商工会・商工会議所に「経営計画書・補助事業計画書」を提出し、「事業支援計画書」の作成・交付を依頼したうえで、応募しましょう。
〈一般型〉の補助対象となる事業
補助金の補助対象となるのは、次の①~③をすべて満たす事業です。
なお、複数事業者による「共同申請」の場合は「通常枠」のみの申請となり、その場合には④の要件も満たす必要があります。
- 策定した「経営計画」に基づいて実施する、地道な販路開拓などのための取組である。あるいは、販路開拓などの取組とあわせて行う業務効率化(生産性向上)のための取組である
- 商工会・商工会議所の支援を受けながら取り組む事業である
- 以下に該当する事業を行うものではない
○同一内容の事業について、国が助成する他の制度と重複する事業
○本事業の終了後、概ね1年以内に売上げにつながることが見込まれない事業
○事業内容が射幸心をそそるおそれがあること、または公の秩序もしくは善良の風俗を害することとなるおそれがあるもの、公的な支援を行うことが適当でないと認められるもの - 共同申請の場合には、連携する全ての小規模事業者等が関与する事業である
〈一般型〉の補助対象となる経費
持続化補助金の補助対象となるのは、以下の経費です。
- 機械装置等費:補助事業の遂行に必要な機械装置等の購入に要する経費
- 広報費:パンフレット・ポスター・チラシ等を作成および広報媒体等を活用するために支払われる経費
- ウェブサイト関連費:ウェブサイトや EC サイト等の構築、更新、改修をするために要する経費
- 展示会等出展費:新商品等を展示会等に出展または商談会に参加するために要する経費
- 旅費:補助事業計画に基づく販路開拓などを行うための旅費
- 開発費:新商品の試作品や包装パッケージの試作開発にともなう原材料、設計、デザイン、製造、改良、加工するために支払われる経費
- 資料購入費:補助事業遂行に必要不可欠な図書等を購入するために支払われる経費
- 雑役務費:補助事業計画に基づいた販路開拓を行うために必要な業務・事務を補助するために補助事業期間に臨時的に雇い入れた者のアルバイト代、派遣労働者の派遣料、交通費として支払われる経費
- 借料:補助事業遂行に直接必要な機器・設備等のリース料・レンタル料として支払われる経費
- 設備処分費:販路開拓の取組を行うための作業スペースを拡大する等の目的で、当該事業者自身が所有する死蔵の設備機器等を廃棄・処分する、または借りていた設備機器等を返却する際に修理・原状回復するのに必要な経費
- 委託・外注費:上記①から⑩に該当しない経費であって、補助事業遂行に必要な業務の一部を第三者に委託(委任)・外注するために支払われる経費
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉はいくら支給される?補助率と補助金額
次に、小規模事業者持続化補助金〈一般型〉はいくら支給されるのか、補助率や補助金額などをご紹介します。
〈一般型〉の補助率と補助金額
小規模事業者持続化補助金<一般型>の補助率と補助金額は下表のとおりです。
通常枠 | 賃金引上げ枠 | 卒業枠 | 後継者支援枠 | 創業枠 | インボイス枠 | |
---|---|---|---|---|---|---|
補助率 | 2 / 3 | 2 / 3 (赤字事業者は3 / 4) | 2 / 3 | 2 / 3 | 2 / 3 | 2 / 3 |
補助上限 | 50万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 100万円 |
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉はどこに申請する?申請方法・手順
記事の最後に、小規模事業者持続化補助金〈一般型〉はどこに申請するのか、申請方法や手順などをご紹介します。
どこに申請する?〈一般型〉の申請窓口
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉の申請窓口は、大きく分けると2箇所あり、「事業を営んでいる地域」によって変わります。
- 商工会の管轄地域で事業を営んでいる場合 → 商工会連合会 地方事務局
- 商工会議所の管轄地域で事業を営んでいる場合 → 日本商工会議所
申請方法は「郵送」または「電子申請」
補助金の申請方法は、「郵送」または「電子申請」のどちらかとなります。
郵送の場合
郵送する場合は、事業を営む地域によって以下のように提出先が変わります。
送付時には、封筒の表に「一般型 応募書類在中」と目立つように記入しましょう。
なお、事務局への持参はできません。
商工会議所が管轄地域の場合
- 〒151-8799 代々木郵便局留め
【一般型】日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金事務局
商工会議所が管轄地域の場合
- 都道府県商工会連合会 小規模事業者持続化補助金地方事務局
(公募要領巻末の地方事務局一覧でご確認ください)
電子申請の場合
電子申請の場合は、補助金申請システム「Jグランツ」を利用しての申請となります。
ただし電子申請が行えるのは「単独申請」の場合のみ。
「共同申請」の場合、電子申請は利用できません。
また、電子申請をする場合は、郵送で別途提出する必要はありません。
なお、Jグランツの利用には、GビズIDプライムアカウントの取得が必要。
アカウント取得には数週間かかるため、早めに申請しておきましょう。
GビズIDプライムアカウントの取得方法は、記事「 GビズIDの「gBizIDプライム」とは?必須の補助金や登録申請方法を紹介 」でご紹介しています。
〈一般型〉の申請に必要な提出書類
〈一般型〉の申請に必要な提出書類のうち、全申請者が必須のものは下表のとおりです。
書類名 | 法人 | 個人 | NPO | |
---|---|---|---|---|
1 | 小規模事業者持続化補助金事業に係る申請書 | ○ | ○ | ○ |
2 | 経営計画書兼補助事業計画書① | ○ | ○ | ○ |
3 | 補助事業計画書② | ○ | ○ | ○ |
4 | 事業支援計画書 | ○ | ○ | ○ |
5 | 補助金交付申請書 | ○ | ○ | ○ |
6 | 宣誓・同意書 | ○ | ○ | ○ |
7 | 電子媒体(様式1、様式2、様式3、様式5) | ○ | ○ | ○ |
8 | 貸借対照表および損益計算書(直近1期分) | ○ | ― | ― |
9 | 株主名簿 | ○ | ― | ― |
10 | 直近の確定申告書【第一表、第二表、収支内訳書(1・2面)または所得税青色申告決算書(1~4面)】または開業届 | ― | ○ | ― |
11 | 貸借対照表および活動計算書(直近1期分) | ― | ― | ○ |
12 | 現在事項全部証明書または履歴事項全部証明書 | ― | ― | ○ |
13 | 法人税確定申告書(別表1(受付印のある用紙)および別表4(所得の簡易計算))(直近1期分) | ― | ― | ○ |
なお、共同申請の場合は、連携する全ての小規模事業者の連名で制定した「共同実施に関する規約」が必須となります。
提出資料についてくわしくは、以下の資料もご覧ください。
・令和元年度補正予算・令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型> 応募時提出資料・様式集
補助金はいつもらえる?交付までの流れ
持続化補助金の申請から交付までの流れは以下のとおりです。
- 申請の準備
- 申請手続き
- 申請内容の審査
- 採択・交付決定
- 補助事業の実施
- 実績報告書の提出
- 確定検査・補助金額の確定
- 補助金の請求
- 補助金の入金
- 事業効果報告
申請して採択されただけでは、補助金は交付されません。
補助事業のなかで、経費をいったん支払ってから、補助金をもらえるという流れになります。
採択審査の方法と審査の観点
補助金の採択審査は、提出した資料について公募要領の「審査の観点」に基づき、有識者で構成される審査委員会において行われます。
なお審査は、以下の「基礎審査」・「書面審査」の2つの観点から行われます。
- 基礎審査:次の要件を全て満たすもの。要件を満たさない場合には、その提案は失格とし、その後の審査を行わない
① 必要な提出資料がすべて提出されている
② 公募要領の「2.補助対象者」・「3.補助対象事業」・「4.補助率等」の要件に合致する
③補助事業を遂行するために必要な能力を有する
④小規模事業者が主体的に活動し、その技術やノウハウ等を基にした取組である - 書面審査:経営計画書・補助事業計画書について、以下の項目に基づき加点審査を行い、総合的な評価が高いものから順に採択を行う
①自社の経営状況分析の妥当性
②経営方針・目標と今後のプランの適切性
③補助事業計画の有効性
④積算の透明・適切性
〈一般型〉の採択結果はいつ発表される?
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉の採択結果は、下表のように締切日の約2ヶ月後に発表されています。
実施回 | 締切日 | 採択結果発表日 |
---|---|---|
第1回締切分 | 2020年3月31日 | 2020年5月22日 |
第2回締切分 | 2020年6月5日 | 2020年8月7日 |
第3回締切分 | 2020年10月2日 | 2021年1月22日 |
第4回締切分 | 2021年2月5日 | 2021年4月28日 |
第5回締切分 | 2021年6月4日 | 2021年8月31日 |
第6回締切分 | 2021年10月1日 | 2021年12月22日 |
資料「申請時によくあるご質問」でも、審査結果は「受付締切から概ね 2~3か月程度」と明記。
第8回では、締切が2022年6月3日ですので、2022年8月~9月頃に採択結果が発表されると思われます。
まとめ:小規模事業者持続化補助金<一般型>の活用を
この記事では、2022年最新版の「小規模事業者持続化補助金〈一般型〉」の制度概要や採択率、申請方法などを徹底解説してきました。
ぜひ記事を参考に、小規模事業者持続化補助金<一般型>を活用して、新規の販路開拓を進めていきましょう。
なお経営者コネクトでは、人気の高い補助金事業である「事業再構築補助金」・「ものづくり補助金」の申請サポートを行っています。
ご関心のある方は、ぜひ下記サイトもご覧ください。